キミは軽運送業の弁当配達が天国へ一番近いと知っているか?

仕出し弁当ビジネスをご存じでしょうか?最近の流行言葉では「ケータリング」事業などとも呼ばれていますが、これをしている事業者のビジネスは、主として冠婚葬祭をはじめとし、会社や業界団体などの会議などにも、お弁当やビュッフェを供給したりしています。

軽運送屋にとってケータリング事業者は大切なお客様

じつは、このケータリング事業をしている事業者は、軽貨物運送業にとって大切なお客様である業種のひとつです。なぜならば、仕出し弁当は弁当や食事の量が多く、まとまった量を届ける必要があり、売上・利益ともに大きい収益面で非常に大きく貢献してくれる有難い業種なのです。したがって、一回受注すると、運賃が高めである軽貨物運送を使っても十分に採算がとれるので、コストよりも利便性を優先して使ってくれる会社さんなら長いおつき合いをお願いすることも可能となります。お客様である仕出し弁当屋さんにしてみれば、弁当を注文したお客様から入る金額は決まっているので、個数建てベースで運賃が決まる仕組みの大手宅配便よりも、個数で運賃が上がることなく、距離制で運賃を計算する軽貨物の方が喜んでいただけるのです。したがって、一回の受注で軽運送屋に何ヶ所も配達を任せるケータリング業者の場合なら、軽貨物運送業に対して貸切料金となる1車1万8000円を払っても儲かるそうです。つまり、こういう流通業態をもつ事業者ならば、ソロバンが合えば軽運送のトラックを1日貸切にして使ってくれます。

軽貨物で寿司が屋からイベント会場へ直行。そこは天国へ一番近いか?

とはいえ仕出し弁当の仕事は、急に依頼が入ることも多く、受注にもムラが出やすいというデメリットがあることを留意しなければなりません。例えば、よくある人気メニューのひとつに「握り寿司」があります。握り寿司のネタは生ものですから、突然仕出しのために在庫を常時用意しておくことはできません。そこで、ほとんどのケータリング業者は、近くの寿司店に作ってもらった握り寿司を、依頼先にそのまま流す外注方式を採用しているのです。この方式の場合、軽貨物運送屋へは、仕出し業者から「○○の寿司屋で大きな寿司桶を1個預かって、そのまま会社の会議室へ直送してくれ」といった依頼が来るのです。届け先はオフィスやイベント会場など様々になりですが、そのうちのひとつに葬儀場ということもあります。これこそが「天国に一番近い弁当配達」(笑)ということです。