フランチャイズ加盟について

脱サラ、独立して、貨物軽自動車運送事業を始める方法として、個人で始めるのではなく、フランチャイズに加盟する、という選択もあります。

 

具体的に書きましょう。

全国軽自動車運送連合(通称・全軽連)という、会員7千人を擁するフランチャイズでは、まずそのフランチャイズ会員になるのに、初期費用として、56万5千円を払う必要があります。内訳は、入会金・50万円、諸費用・6万5千円(内訳/互助会費・年間5千円/取引先倒産保障制度・年間2万円/積載貨物保障制度・年間2万円/配送業務貨物セット~台車、名刺、ゴム印、領収書、請求書、懐中電灯、配送プレート・開業時2万円)。

それ以外に、月会費・1万5238円を支払います。

それに対し、フランチャイズ運営側がしてくれるのは、荷主となる企業への営業と、そこで得られた契約の、会員への紹介です。一度、紹介してもらい契約すれば、それは直接契約で、その後の運送料の支払いは荷主の企業と会員の間で直接なされます。

つまり、会員は初期費用と月会費以外は、仕事をした分がすべて自分の収益となるわけです。

また、運送業のノウハウの教育も行ってくれます。

オプショナル料金となりますが、開業の手続き、つまり貨物軽自動車運送事業届出などの手続きもやってくれます。

同じフランチャイズでも、在庫を抱えがちなコンビニ、料理の技術者の必要な飲食店と違い、必要なのは運転免許証と軽自動車だけですから、フランチャイズ・ビジネスとしてはリスクが少ないと言えるでしょう。

 

しかし、フランチャイズ・ビジネスなりの危険性もある事を忘れてはいけません。そもそも基本的にフランチャイズ・ビジネスと言うのは、「本部が看板とノウハウを加盟会員に提供し、リスクは加盟会員が負う」というものなのです。実際にフランチャイズ本部が実働してくれるわけではないのです。本部は加盟料、保証金、ロイヤリティーで儲かります。してくれるのは宣伝、営業、ブランド力向上と維持、会員教育のみです。他業種も含めて、会員へのノルマの締め付け、統制が厳しい場合もあると言います。

 

自分がどう働くかでうまく利用できる点が、フランチャイズ・ビジネスのいい所です。逆に言えば、その自分次第という点で、貨物軽自動車運送事業の場合、営業、宣伝力を自分が持っていれば、あるいは自信があれば、フランチャイズに頼る必要はないのです。