軽貨物運送業は何と言っても効率が第一!

前回のように、スポットの個人のお客様を専門に配達する仕事というのは、いつ発生するか分からない不安定さと、小さな荷物を近距離に運ぶことの運賃の安さとで、軽貨物自動車運送事業の経営としてはビジネスになりません。人に優しい微笑ましい仕事は美しいですが、優しいだけでは事業は成り立たないのです。

優しさだけでは運送業の売上を産んではくれない

このような軽貨物運送仲間の廃業を次々と見てきた私は、彼らの正反対のやり方を採用することにしました。具体的には、個人客ではなく法人客をターゲットにし、小さな荷物を近距離に運ぶのではなく大きな荷物を遠距離に運ぶようにすることです。このように、中距離や長距離への配達依頼ばかりをしてくれる法人のお客様にターゲットを絞るようにすると、反対にいつも出入りしている顔馴染みの軽貨物運送屋さんということで、様々な運送ニーズが発生すると、すぐに電話をくれて相談されるようになったのです。いくら会社や法人といっても最終的に対応するのは人ということですね。これで高単価で安定した売上を計上できるようになりました。よく訊かれるのですが、この成功のコツというのは、いつの間にか仕事を受注する技術が自然と身につくようになった感じです。

個人のお客様も無碍に断らず新人に任せて運んでもらう

こうなると、もう目先の数千円の運賃で何とかいう個人客は、お客様には大変失礼かもしれませんが、もう相手にすることはありません。とはいえ、こうしたお客様も無碍に断ることはせず、自分を慕ってくる新人たちに任せて運んでもらうようにすれば、お客様も喜ぶし新人にも仕事を世話できるし、自分も紹介料が入るしで三方良しです。

軽トラックの運送業も1年間で1000万円の売上

一方、私は4万円~10万円の客単価レンジにターゲットを設定して法人顧客の案件獲得に集中します。なぜなら1年は365日あり、法人の顧客相手にI件10万円の配達を年間100回受注すれば、売上は1000万円になりますし、もしこれが200回なら2000万円となります。こうして計算ができるようになるのです。実際、この軽貨物での売上目標の達成は、中距離や長距離の配達を依頼してくれる企業の法人顧客を固定客として掴むことができれば、不可能な数字ではありません。傍からみて何をしているかよく分からないような軽トラックの運送業でも、1年間で1000万円以上を売上ているのです。