牛乳会社集団食中毒事件の舞台裏

皆さんもご記憶にあると思います。その運送の業務は数年前に起きた○○乳業集団食中毒事件に関連して発生しました。黄色ブドウ球菌の混入で大事件となった牛乳会社さんのトラブルのフォローが、軽貨物運送業で取扱ったということになります。

牛乳会社加盟店の脱退不安から軽貨物運送業に発注

トラブルが発生した牛乳会社では、加盟店の脱退不安がおこりました。事件の直後から○○牛乳からの客離れが発生し看板をかかげる街の加盟牛乳店から「○○印を脱退したい」というオーナーの声が次々と上がっていた時のことです。本社からみれば、「いまもし加盟店にやめられたら、販売チャネル自体が消えてしまう。これは死活問題だ」ということからくる判断と推測されます。「なんとしても加盟店の脱退を食い止めなくては」ということになり、急遽加盟店向けのお詫び文書が作られることになったようです。

数時問内に何百という数の加盟牛乳店に書類を配達する

マスコミは、そうしている最中でも牛乳会社本社の対応批判を続けし、事態はますます追いつめられた切迫した雰囲気となりました。このため「宅配便で翌日着なんて言ってられない」と、お詫び文書の印刷が出来次第、数時問内に何百という数の加盟牛乳店に書類を配達完了するという、緊急プロジェクトが実行されました。「いくら掛かってもかまわないから!」○○乳業の担当課から、そのとき携帯電話に「軽運送屋さん急ぎで運んでよ!」と業務依頼が入ったのでした。「いくら掛かってもかまわないから、とにかく一刻も早く何とかしてよ!」。

急送での納入費用は二の次、三の次

担当者の焦る様子が電話の向こうから手に取るように分かったmので、やはり業務上のトラブル対応では担当者の逃げ場がない、ということなのです。絶対に何とかしなければいけない、という窮地の場合には、急送での納入費用は二の次、三の次となります。お客様の方から「いくら掛かってもかまわない」と言ってくれるのですから、必死な法人ほど美味しいお客様といっては言い過ぎになるでしょうか。

必死な法人客には、何とかしてみますよ

そういった、追いつめられた状況にあるお客様に対しては「何とかしてみますよ」とささやいて誘導します。すると、こういったお客様は「ぜひお願いします」とすり寄ってくるものです。こうした荷主との成約を巡る駆け引きを頭にたたき込んでおけば、軽運送業の業界において”事業の成功率”は、ぐんとアップすることでしょう!
○○印事件によって「お詫び文書の急送」という配送仕事があったのは事実です。ですから、あの事件は忌まわしい出来事というより、よい仕事の思い出ということです。もちろん、いつもビッグニュースの舞台裏ばかりではありませんので、周囲への目配りを怠らないことです。普段の日常生活で起こるさまざまなトラブルを見つけることとか、トラブルを抱えて困っている人から自分宛に連絡が入るよう、チャネルを開いておくことが人切なのです。