貨物軽自動車運送事業の実務

貨物軽自動車運送事業の実務

 

貨物軽自動車運送事業を実際に経営していく上で、いくつか大切な事があります。

 

まずは、基本ルート作りです。

仕事が取れたと言っても、営業所から何時間もかかる荷主様の所へ集荷に行き、そこからまた何時間もかかる届け先へ配達していては、ガソリン代と労力だけがかかり、差し引きの利益は上がらないどころか、損をする事になりかねません。

 

一番いいのは、営業所の近くに、お得意様を一つ、確保して、基本ルートを作る事です。この基本ルートができれば、朝集荷、昼お届けが可能になります。社内便など相手先によっては、「戻り便」と言って、昼お届けの時に、次の荷物を集荷して、戻ってお届け、という、非常に効率のいい仕事ができる可能性もあります。

その基本ルートを元に、その近所から取引先を開拓していきましょう。仕事の地域範囲をあまり広げないよう気を付ける事が大切なのです。対費用効果を重視するのは、経営の基本です。

 

とにかくおいしいのは、社内便の仕事です。一つの会社の支社、支店間の荷物や書類の運送の仕事が取れれば、基本収益が確保できます。大手の場合、自社で輸送手段を持っていたり、すでに決まった業者がある事が多いので、ここは中小企業を狙いましょう。営業所付近のホームページのある企業で、荷物や書類の搬送の需要がありそうな所を、丁寧に探しましょう。

そして、営業の所で述べたように、当たって砕けろで営業に出かけましょう。

 

繰り返しますが、仕事が欲しいからと言って、距離を考えずに引き受けていてはいけないのです。ルートが分散すると、時間に追われ、無駄にガソリンを使い、収益は上がらない、という結果になる事を、肝に銘じてください。