軽貨物運送業の日々は楽しいエピソードでいっぱいです!

「こんにちは~。軽○○便で~す!」。「はい、ご苦労さまです~」

このようにして、軽貨物運送業のお客様である皆さんは、宅配便の荷物を受け取っていることと思います。ごくありふれた、日本中のどこでも見られる日常的な風景となりました。少し古いデータですが、平成15年度の宅配便取扱個数は28億(!)389万個もあって、前年度と比べると3%の増加です(国土交通省)。

ヤマト運輸の「宅急便」と佐川急便で7割

事業者毎にみていくと、上位10社で全体の99.8%を占めていて、さらにヤマト運輸の「宅急便」や、佐川急便の大手宅配便プレーヤー2社が7割近くを占めている業界です。大手の宅配便会社は、それぞれの会社ごとに集めた荷物を、一旦地域ごとにある大きな集配ターミナルのにまとめて大型のトラックに積み直し、そこから別の地域に点在するターミナルに向けて運んだ後に、再度普通トラックや軽貨物自動車、最近ではリヤカーやカートまで使って各配送先に届けるのです。この宅配便の運賃は、数百円~せいぜい1000円程度くらいです。廃止が決まったメール便では、非信書しか送れませんが、100円を下回る値段で翌日あるいは翌々日に、相手先へ届く仕組みができています。この集配送体制は、素晴らしいシステムと言えるでしょう。

大手の宅配便業者とはビジネスモデルがまったく違う

他方、独立した個人事業主や中小企業である軽貨物運送業者は、荷主様から運ぶ荷物を受け取ると、そのまますぐにお届け先へ直行します。当然、こちらの方が早いです。これはどういうことかというと、スピードこそが大手にはない強みだということです。要するに、大手の宅配便業者や運送会社とは、荷物の運び方から料金までビジネスモデルがまったく違っているのです。それを、会社の規模だけ比べて良いとか悪いとかいうのは意味がありません。なぜなら「まったく違うから」です。

軽貨物運送なら宅配便の運賃の60倍でも通用する

例えば、たとえ小さな荷物だとしても、「大至急運んでくれますか?」と頼まれたその1個を、東京で預かって名古屋へ配達するとしたら、運賃はお客様からいくら払っていただけると思われますか?正解は、おおよそ6万円(!)くらいでしょう。驚きましたか?
宅配便で送ると、せいぜい1個1000円くらいしかいただけないものが、軽貨物運送で運んで欲しいと言われれば、宅配便の運賃の60倍でも通用するのです。同じようなものを、同じような手段で、同じようにサービスしたとしても、60倍もの価値の違いがあるのです。これは、まさにもう違うビジネスと言っていいでしょう。