利用運送事業の登録とは

利用運送事業の登録とは

 

どんな業種でもそうですが、一人で独立・起業した場合の大きな問題は、事故や病気などで自分が動けなくなると代わりがきかない、補完ができない、という点です。体調を崩した、また、軽貨物自動車運送業の場合、車が故障した、というような事があった時に、仕事ができなくなる、という事です。

また、自分の車で運べない大きさの仕事がきた、という場合も考えられます。

そんな時の対応を考えておくことが大切です。

言い換えれば、自分が動けない時、自分が運べない荷物だった時に、誰かほかの人や業者に代わりに行ってもらう、という事です。

同業の仲間がいればよいでしょう。しかし、誰もいない時、どうしましょう。そんな時は、フランチャイズ系の業者を利用すればよいでしょう。

「今日は仕事ができません」「こんな大きな荷物は運べません」「量が多すぎて無理です」、こんな言い訳は、顧客には通じません。そこで仕事を一つ、失ってしまいます。それを避けるために、その時は利益ゼロでも、他業者に譲りましょう。

ただし、自分は運送しないで外注に出す時、「利用運送(第1種)」の登録が必要となります。

これを取らずに外注してしまうと、もしもの時の賠償責任を外注先が負う事になってしまいます。すなわち、顧客が契約もしていない会社に賠償してもらうのです。

当然、運賃(利益)も顧客が外注先に支払う事になります。

利用運送登録は軽貨物事業より要件が高く、費用もそれなりにかかります。

外注先と意思の疎通がうまくいっていれば、利用運送の登録がなくとも、支払いなどはごまかす事ができるでしょう。

この制度のいい所は、顧客にとって、窓口一つで何でも頼めるということがあります。つまり、軽自動車では運べないあの荷物もやってもらおうか、というような場合が出で来るのです。

横のつながりの規模や顧客数が増えれば、ネットワークを構成し、利用運送事業のコントロールセンターとして仕事が発展するかもしれません。

さらには、人を雇って複数車両で行う軽貨物事業への発展も考えられます。