軽貨物運送のユニークな配達先~その2!

軽貨物運送業は自営業ですから、幅広く営業でクライアントを開拓していくと、自衛隊関連の仕事が発生することもあります。とはいっても自衛隊から直接依頼が来るわけではなく、自衛隊に各種部品を納入している民間企業から依頼を受けて、頼まれた指定の施設まで配達することがあるわけです。

意外なところにニーズあり!自衛隊へ走れ!

日本の民間企業でも、自衛隊を取引先にする企業が当然あります。関係者の間では「空の川重」とか「陸の三菱」などと言われていて、割とポピュラーです。その川崎重工は航空自衛隊への納品、三菱重工は陸上自衛隊へ納品する荷物を、便利で素早く、大手宅配業者には頼めないからという最も正当な理由で、軽貨物自動車運送に依頼してくることで、業界では知られていることなのです。例えば、岐阜県にある航空自衛隊の基地へ配達を頼まれたことがあります。

東京近郊から岐阜の航空自衛隊基地まで運んで運賃約7万円

このときの荷物は測定具で、真空ガラスの内にパチンコ玉のような金属球が自由に動くという形状をしていました。「精密な品物だから、とくに慎重に運んでほしい」と念を押されて運びました。荷物の大きさ自体はアタッシュケース状の容器で、手で持てる程度の十分軽いものでしたが、これを東京近郊で受け取って、航空自衛隊の岐阜基地まで軽トラックで約7時間走り運賃に約7万円いただきました。要するに「美味しい仕事」だったのです。

軽貨物自動車運送業をやっていたおかげで入場許可

他にも例を挙げると、宮城県の航空自衛隊松島基地で工事をする際に、やはり東京近郊から工事用の材料を配達したこともあります。このときも運賃は約7万円でした。一般的にこうした場所は厳重警備ですが、軽貨物自動車運送業をやっていたおかげで入場許可を受け、施設内で大手を振って歩けます。報酬も魅力的ですが、こうした普段は入れない場所のゲートを入るときはいい気持ちがするものですね!

軽貨物運送をやってるとユニークな配達先もある!

ときどき珍しい配達先を頼まれることがあります。これも軽貨物運送をやっていてユニークな人生経験ができる醍醐味であり、楽しみでもあります。いや仕事です!(笑)

軽貨物運送業で遭遇する”まさかの届け先”

軽貨物運送業をしていて”まさかの届け先”に遭遇することがあります。たとえば、「一般人お断り」とか「部外者立入禁止」などといった場所への荷物を配達する仕事です。それは、この道で10年以上も仕事をしていれば、日本中あちこちといろいろな場所へ行くことになるものです。例えば、何度も東京電力の福島県と新潟県にある原子力発電所へ配達に行ったことがあります。皆さん気になるであろう荷物の中身というのは、重金属が入った缶というものでした。また、よく似た缶を載せて、かつて臨界事故が発生させて大騒ぎになった茨城県東海村のJCOウラン燃料加工施設へ配達に行ったこともあります。その仕事のときは、まさか自分の仕事先がテレビでトップニュースとして映されるとは思いませんでした。

青森県の六ヶ所村は近未来都市

その他、原子力発電関係としては青森県の六ヶ所村にある処理施設にも仕事で行きました。東京からみると青森の六ヶ所村は田舎をイメージされると思いますが、実際の六ヶ所村はまったく違います。六ヶ所村には国から原子力行政を支える莫大な予算が投入されており、近未来都市のような風景は、その周辺とのギャップにただたた驚いてしまいました。

原子力関連の施設は警備が厳しいが守衛のチェックを受ける

頼まれた仕事で出掛けていったとはいえ、こういった原子力関連の施設は入囗ゲートでの守衛チェックが非常に厳しく、世界のどこかでテロが発生した後に行くと、当たり前ですが、物々しい警備で入囗を固めるようになったので、怖い気分を味わったこともありました。

軽貨物自動車運送事業の経営戦略

軽貨物運送業を営んでいる人のなかに、「庶民のための軽貨物さん」「街の軽運送さん」といった風に呼ばれて、近所の個人客から好人物として親しまれている方がいます。こういう軽貨物運送業者は地域密着型であり、その経営スタイルを誇らしげに捉えがちです。人としてみると素晴らしいことで、こういった軽貨物運送業の運送屋さんは地元の人気者といったところです。

庶民のための軽貨物運送業は事業経営としてダメ

”庶民のための”軽貨物運送業者は、例えば若いママなどの個人客から依頼を受けて、ベビーペッドー個を少し離れた友人宅や親戚宅へ、だいたい1個4000円程度の料金で配達する、微笑ましい仕事をしています。人として素晴らしいですね。しかし、残念ながら事業経営としてみると、このスタイルで1日5万円を越えるの売上を達成することはどうやっても不可能でしょう。1日8時間の稼動で12件以上捌くことは物理的にできません。当然、業績はずっと低迷を続け、最終的には開業した後2回目の車検、つまり4年目を迎えられずに廃業する、という現実を沢山みてきました。

軽貨物運送の経営失敗や売上の不足は、自己責任

こういった人の良い方は、「お金を稼ぐ」という現実の課題から逃げていることがあり、その影響が家庭に及んで家庭の問題や、夫婦間が険悪なムードになってしまいがちだったりします。軽貨物運送に限らず自営業を続けたいのならば「庶民のための」という意識は捨てなくてはいけません。自営業の経営失敗や売上の不足は、自己責任で一蹴され誰も助けてくれないものです。現実の「自己責任」と「資本主義」の原則に則って、手堅くて高額な運賃を支払ってくれる法人客の集中した方が賢明です。

利益率の高い仕事に集中するのが経営戦略

もしこれがコンビニのバイトなら、1時間4000円は法外な報酬かもしれません。もしベビーベッドを積んで1時間走って4000円もらえるなら、むしろ軽貨物運送業も効率がいいようにも見えますが、業界の常識から見れば「クズ仕事」として笑われます。他の職業に比べてラクないい仕事が軽貨物運送業の最大の魅力ですからね。
確かにベビーベッドを近場に配達して4000円という仕事もありますが、その1時間が1日全体の動きを拘束する影響の方が大きいのです。自営業として長続きしたいなら、利益率の高い仕事に集中するのが経営戦略です。

接待ゴルフが軽貨物運送業のビジネスチャンス

前回は、毎年夏になると林間学校へ出掛ける学校行事の運送のお話をしました。もちろん軽貨物運送ならではという美味しい仕事はあります。とうぜん「諭吉」さん単位です(笑)その美味しい仕事のひとつがゴルフに関連する運送です。

接待ゴルフは軽貨物でゴルフバッグを運んだ方がリーズナブル

「ゴルフ」「運送」と聞けば、いまや誰でもヤマト運輸の「ゴルフ宅急便」のことを想起するのではないでしょうか。あれは便利ですよね~大きなゴルフバッグを自宅からゴルフ場まで、また帰りもゴルフ場から自宅まで、往復で運んでくれる便利なサービスです。しかし、ゴルフ宅急便では、荷主さんもお届け先も同一人物だから便利で、重い荷物を持たなくてすむというわけですが、これが「接待ゴルフ」になると話は別です。なぜならば、接待ゴルフに参加するメンバーの面々というのは、「接待する側」と「接待される側」との両方がいるからです。もちろん接待する側は、万が一の事故があってはいけないと取り乱れ、接待される側の人だけでなく「ゴルフバッグの運搬」にも気を使うものです。この接待ゴルフですが、会社の重役クラスになるとゴルフバッグを会社内に全員分一括して保管している場合があったります。こういった会社の場合はゴルフ宅急便でバラバラに送るよりも、軽貨物運送業に電話一本するだけの方が便利なのです。なにしろ電話するだけなのですから!

接待ゴルフ専門の輊貨物運送業者もいる

じつは接待ゴルフを狙って専門にしている輊貨物の業者もいます。こういう人たちは、ゴルフ場の支配人やフロントの担当者へ、菓子折持参で営業をかけているのです。ゴルフ場サイドもお客様あっての商売ですから、そこはよくしたもので、会員の企業が満足して再来してもらえるように、スマートに彼らに仕事を回してくれるのです。
この場合の仕事は、土曜や日曜の午後にゴルフ場でゴルフバッグを預かって、月曜など平日に会社まで配達するという簡単なものです。ポイントは、会社の営業日に運ぶことで顧客満足を実現していることです。ゴルフでこういう使い方をしてくれる法人のお客様は、よく仕事の依頼をくれてリピートしてくれますから、美味しいお客様になっていきます。こういった例も、軽貨物運送業の便利さを知っていて、上手く活用している例といえるでしょう。軽貨物には身近なところに大きな需要を創造する機会があるのです。

宅配便で送ることができない荷物でも軽貨物運送ならOK

ヤマト運輸や佐川急便、あるいは郵便局のゆうパック(小包)など、宅配ビジネスが浸透して一般的になりました。このあまりに普及して人々が「当たり前」だと思っているところにビジネスチャンスがあります。

お客様の気持ちに沿って考えることが、軽貨物運送ビジネスの成功を導き出す

例えば、宅配便で送ることができない荷物はいかがでしょうか?本当に慎重な取扱いが要求される「特別なこわれもの」の荷物とか「普通に梱包するのが難しい」荷物というのは、宅配便で送るのにリスクを感じたり、宅配便会社から断れてしまう、いわゆる「訳あり荷物」に当たります。しかし、だからといって荷物を運ばないわけにはいけません。ある意味では、そうした荷物だからこそ、荷主さんはなんとかして届け先へ無事に届けたいと考えるものではないでしょうか?そうしたお客様の気持ちに沿って考えることが、ビジネスの成功を導き出すのです。

運送業者に出したその日に相手先に届けたいなら

もちろん、前提として「時間がないから」「急いでいるから」というのが、軽運送運送業へのニーズではありますが、その背景にある最大の理由を考えてサービスを広げることにこそ、取引の機会が眠っている違いありません。もし宅配便で送ることを考えれば、預けた荷物が実際に届け先に配達されるのは、どんなに早くても翌日になります。あるいは、もし「運送業者に出したその日のうちに、相手先まで確実に届けたい」と考えるなら、直接運送するサービスを使うしか方法がないのです。

直接届け先へまっすぐ運んでくれる軽運送業者に頼みたい

だからこそ、他の荷主の荷物と混載しないで、お客様の荷物だけを積載して直接届け先へまっすぐ運んでくれる軽運送業者に依頼したいとお客様は考えるようになるのです。ここに、軽運送業ビジネスの存在意義があるのです。実際に、軽貨物運送の現場ではこのようなニーズが非常に高く、日々その対応で動いているのです。

軽貨物運送の宅配便とは差別化された価値について

軽貨物運送は宅配便と何が違うのでしょうか?これは、軽貨物ビジネスが、大手宅配便とはどんな価値が違うのか?というバリューの問題です。

軽貨物運送業は当日配達に最大の価値がある!

宅配便は、株式を上場するような大手の会社が手かげていて信用はあるし、万が一のときの保険もしっかりしているし、何より運賃が安いです。では、軽貨物運送業は何が強みなのでしょうか?それは、当日中に荷物を届けることができるということです。当日中に配達できるというサービスは、10倍以上の金額差になるほど価値があるということなのです。例えば、ある日の夜8時に東京の会社から大阪の会社へ翌朝8時必着で荷物を運びたいとなると、軽運送しか頼めません。この場合、お客様は運賃をいくら支払うのでしょうか?「宅配便が700円くらいだから、きっと1個1000円くらいだろう」と思うかもしれません。答えは約6万円が普通です。当日着の運賃同様なのです。なぜならば、物流ターミナルを通さずに、かつ他の荷物と混載することなく、この荷物だけを運ぶことになるからです。

「非常に大切な荷物」を大手宅配便業者に頼めない

反対に、あるいは到着時間が指定されていなかったら、あるいはいつもの得意先へ送るそう急ぐ必要のない荷物だったとしたら、荷主であるお客様は、翌日着で1個700円の大手宅配便業者を選ぶでしょう。
またまた、もしこれが「非常に大切な荷物」だったとしたら?大手の宅配便は便利で安価ですが、もしこの「非常に大切な荷物」を他の荷物と混載して、万が一壊れてしまうようなことがあったらいけないという心配もあります。ビジネス上の重要な物よっては、「壊してしまっては取り返しがつかない」ということもありますから、宅配便会社の方が先回りして荷物の引受けを断わるような場合もあります。だからこそ、「本当にデリケートな壊れもの」とか「梱包がやっかいで難しいもの」は、たとえ大手でも宅配便で送ることができないのです。

軽貨物運送業の日々は楽しいエピソードでいっぱいです!

「こんにちは~。軽○○便で~す!」。「はい、ご苦労さまです~」

このようにして、軽貨物運送業のお客様である皆さんは、宅配便の荷物を受け取っていることと思います。ごくありふれた、日本中のどこでも見られる日常的な風景となりました。少し古いデータですが、平成15年度の宅配便取扱個数は28億(!)389万個もあって、前年度と比べると3%の増加です(国土交通省)。

ヤマト運輸の「宅急便」と佐川急便で7割

事業者毎にみていくと、上位10社で全体の99.8%を占めていて、さらにヤマト運輸の「宅急便」や、佐川急便の大手宅配便プレーヤー2社が7割近くを占めている業界です。大手の宅配便会社は、それぞれの会社ごとに集めた荷物を、一旦地域ごとにある大きな集配ターミナルのにまとめて大型のトラックに積み直し、そこから別の地域に点在するターミナルに向けて運んだ後に、再度普通トラックや軽貨物自動車、最近ではリヤカーやカートまで使って各配送先に届けるのです。この宅配便の運賃は、数百円~せいぜい1000円程度くらいです。廃止が決まったメール便では、非信書しか送れませんが、100円を下回る値段で翌日あるいは翌々日に、相手先へ届く仕組みができています。この集配送体制は、素晴らしいシステムと言えるでしょう。

大手の宅配便業者とはビジネスモデルがまったく違う

他方、独立した個人事業主や中小企業である軽貨物運送業者は、荷主様から運ぶ荷物を受け取ると、そのまますぐにお届け先へ直行します。当然、こちらの方が早いです。これはどういうことかというと、スピードこそが大手にはない強みだということです。要するに、大手の宅配便業者や運送会社とは、荷物の運び方から料金までビジネスモデルがまったく違っているのです。それを、会社の規模だけ比べて良いとか悪いとかいうのは意味がありません。なぜなら「まったく違うから」です。

軽貨物運送なら宅配便の運賃の60倍でも通用する

例えば、たとえ小さな荷物だとしても、「大至急運んでくれますか?」と頼まれたその1個を、東京で預かって名古屋へ配達するとしたら、運賃はお客様からいくら払っていただけると思われますか?正解は、おおよそ6万円(!)くらいでしょう。驚きましたか?
宅配便で送ると、せいぜい1個1000円くらいしかいただけないものが、軽貨物運送で運んで欲しいと言われれば、宅配便の運賃の60倍でも通用するのです。同じようなものを、同じような手段で、同じようにサービスしたとしても、60倍もの価値の違いがあるのです。これは、まさにもう違うビジネスと言っていいでしょう。

軽貨物運送業はだれでもできる運び屋さん

軽貨物自動車を使った黒ナンバーの運送業「軽貨物運送事業」について、さまざまな角度からみてきました。とりわけ、いわゆる運転免許と呼ばれ成人なら誰でも持っている、第一種普通自動車運転免許があれば、他に資格は一切いらず、なにか新しい資格や試験にチャレンジするわけではなく、これだけで十分だという身近さと、小さくて安くて便利な軽貨物自動車があれば、あとは各都道府県にある運輸支局で「貨物軽自動車運送事業経営届出」という手続きをして、軽自動車検査協会で黒ナンバーを発行してもらい即日開業できる!というスピードが、なんといっても魅力です。

すぐにビジネスが立ち上がるのは軽貨物運送の魅力

運送業といえば、プロの運転手の世界という高い敷居を感じる人もいらっしゃるようですが、軽貨物運送は小さな軽自動車が商売道具ですから、誰でも簡単にスイスイ乗り回すことができて、運転や仕事に慣れてすぐにバリバリ仕事ができるのも魅力です。考えてみれば当たり前のことですが、このすぐにビジネスが立ち上がるというのは、意外と大きな魅力です。

利用運送や倉庫業の許認可で競合より一歩先に

その他、実際に商売として動くときには、便利な21世紀の最新ツールを色々と導入すれば、余計な苦労や回り道を防ぐことができ、仕事の効率が上がって一石二鳥であることも多いです。ぜひ積極的に導入しましょう。
まずそれは、カーナビゲーション・システムです。いわゆるカーナビですが、荷主さんから預かった荷物を知らない届け先に届ける仕事ですから、まったく初めての道や土地に向かわなくてはなりません。これは新人もベテランも同じ確率、同じことです。そこで、道を知らない人でも、カーナビが出す指示通りに走れさえすれば、自動的に届け先へ到着してしまうツールですから、利用しない手はありません。最近のカーナビは性能が上がって、渋滞を回避できるようになっていますから、カーナビの導入は収入に直接反映する飛び道具といっていいでしょう。
飛び道具といえば、携帯電話も必須アイテムです。最近の携帯はガラケーからスマホに急速に進化していますので、スマホorタブレットがあればナビもいらなくなりつつあるくらいです。ただ、非常に電池を消耗しますので、AC電源をつながないとナビとして使用するのは難しく、いまの段階では、電話とナビとで役割を分けた方がいいでしょう。
それ以外にも、仕事が多いときのために別の許認可(例えば、倉庫業の登録や、利用運送事業の登録など)の軽運送業以外の許認可事業も押さえておくと競合より一歩先にいけます。

”走る社長”で独立起業するまでのロード

軽貨物運送業の多くは、基本的にひとりひとりが独立している個人事業主の自営業者が多いです。つまり、脱サラなどで独立開業した後に社長になったわけで、いわゆる”走る社長”です。

軽貨物運送ビジネスで独立起業するための条件とは

そうしたら、その”走る社長”になるためには、必要な条件をひとつずつ見える化してみるとどうなりますでしょうか。

第一種普通自動車運転免許+軽貨物自動車+携帯電話+貨物軽自動車運送事業経営届出の許認可+カーナビゲーション+梱包・積込み・荷降ろしといったノウハウ+営業=”走る社長”

このいくつかの条件のなかに、軽貨物運送業で成功するための要素が洩れなく全て含まれているといっても言いすぎではありません。それぞれの各項目について、もう少し説明をしていきましょう。

・第一種普通自動車運転免許・・・開業するために必要な資格はこれだけです。いまの時代は成人なら誰でも取得している運転免許です。独立起業に当たって新しいことにチャレンジするわけではありませんから心配は要りません。

・軽貨物自動車・・・軽自動車のなかでも、荷物がたくさんつめる貨物用のワンボックスやトラックなどです。4人乗れるタイプの車両もありますので、ビジネス/プライベートで兼用ができます。それに軽自動車ですから小回りが利き、誰でも簡単に運転することができます。

・携帯電話・・・いまの時代なら中学生だって持っているような普及品です。スマホ時代になってナビを兼ねることもできるようになってきていますね。

貨物軽自動車運送事業経営届出・・・いわゆる運送業を始めるための許認可で、黒ナンバー(営業ナンバー)を取得するために必要。必要書類を用意して手続き後にナンバープレートを黄色から黒に変更します。運輸支局は毎日混雑しているので、事前にしっかり準備をしていって早くに許認可手続きを終えるのがスムーズに事業を開始するためのポイント。

・カーナビゲーション・・・他所の土地の知らない道を走る場合でも、カーナビの指示の通りに走っていけば、荷物の届け先へきちんと着く時代です。

・梱包・・・積込み・荷降ろしといったノウハウ・・・小さな荷物をたくさん積んで走る軽運送業は、荷物の積み降ろしや出し入れの効率がポイントです。先入後出法が基本ですが、それ以外にも実践でアレンジされるノウハウがあります。

・営業・・・お届けする荷物と一緒にチラシを配りましょう。お届け先に荷物を手渡すのですから、そのときにチラシを添えればいいのです。もし開業したてでヒマな時間があるなら、営業所近くの企業にポスティングしてまわりましょう。

こんな人は軽運送業の仕事が向いている

もし今あなたが会社にお勤めしていて、例えばデスクワークの仕事だったとします。すると、向かいの机や両サイドに同僚や上司がいるのは当たり前ですし、朝の始業時間から夜の退社時間までの長時間、それなりのコミュニケーションとかつき合いも発生するのが現実です。
 しかし、広い社会を見渡すと、こういう煩わしい関わり合いを嫌らう人もなかにはいるものです。もしあなたが、そういうタイプの人だとしたら、軽貨物運送の仕事の方が向いています!と断言してもいいでしょう。軽貨物運送業の仕事では、他人と接して話さなければいけないのは、自動車を走らせているほとんどの時間ではなく、車を停めている方の短い時間のうち、さらに「荷物を積みこむ」時と、「荷物を降ろしている」時くらいです。

荷物を運ぶ運送の仕事では、他人と会話することは少ない

 こういった荷物を運ぶ運送の仕事では、他人と会話することの頻度や時間は少ない職業となりますから「じつは人と話すのが苦手なんだよ」という人には最適な仕事といえるのです。また、営業所や店舗を持たないビジネスですから、お客様と顔を合わせるような時間は圧倒的に少ないので、接客によるストレスを感じるようなことは限りなく少ない職種といえるでしょう。もしあなたがお客様相手の対面販売とか、外回り営業やデスクワークなどで、対人関係で上手くできなかった人だとしたら、まさにそういう人にこそ向いている仕事といえます。

軽運送業の運転席は自分だけのスペース

軽運送業の仕事場でもある運転席は、誰にも邪魔されたり、話しかけられたりしない”自分だけのスペース”です。しっかり荷物を運んでいれば、あなたが何をしていても他人から文句を言われることはありません。いい意味で「運転席は俺の城」なのです。もし車載のテレビやビデオを載せていれば、急いで家まで帰らなかったとしても、好きな場所にクルマを停めて、野球やサッカー、映画を楽しむことができますし、もちろん食事だってとれます。もし疲れたら、エアコンをかけ快適に仮眠をとることだって可能なのです。

いまの時代は運転席で事務処理ができる

仕事用の車両である軽貨物自動車は、もちろん運送以外の仕事に使うこともできます。お客様との応対も、携帯電話にヘッドセットを活用すれば十分可能ですし、もし月末近くになったら、伝票や書類、ノートパソコンなどの事務用品一式を助手席に積んでおいて、すきま時間に事務処理を運転席でこなすことが可能なのです。

牛乳会社集団食中毒事件の舞台裏

皆さんもご記憶にあると思います。その運送の業務は数年前に起きた○○乳業集団食中毒事件に関連して発生しました。黄色ブドウ球菌の混入で大事件となった牛乳会社さんのトラブルのフォローが、軽貨物運送業で取扱ったということになります。

牛乳会社加盟店の脱退不安から軽貨物運送業に発注

トラブルが発生した牛乳会社では、加盟店の脱退不安がおこりました。事件の直後から○○牛乳からの客離れが発生し看板をかかげる街の加盟牛乳店から「○○印を脱退したい」というオーナーの声が次々と上がっていた時のことです。本社からみれば、「いまもし加盟店にやめられたら、販売チャネル自体が消えてしまう。これは死活問題だ」ということからくる判断と推測されます。「なんとしても加盟店の脱退を食い止めなくては」ということになり、急遽加盟店向けのお詫び文書が作られることになったようです。

数時問内に何百という数の加盟牛乳店に書類を配達する

マスコミは、そうしている最中でも牛乳会社本社の対応批判を続けし、事態はますます追いつめられた切迫した雰囲気となりました。このため「宅配便で翌日着なんて言ってられない」と、お詫び文書の印刷が出来次第、数時問内に何百という数の加盟牛乳店に書類を配達完了するという、緊急プロジェクトが実行されました。「いくら掛かってもかまわないから!」○○乳業の担当課から、そのとき携帯電話に「軽運送屋さん急ぎで運んでよ!」と業務依頼が入ったのでした。「いくら掛かってもかまわないから、とにかく一刻も早く何とかしてよ!」。

急送での納入費用は二の次、三の次

担当者の焦る様子が電話の向こうから手に取るように分かったmので、やはり業務上のトラブル対応では担当者の逃げ場がない、ということなのです。絶対に何とかしなければいけない、という窮地の場合には、急送での納入費用は二の次、三の次となります。お客様の方から「いくら掛かってもかまわない」と言ってくれるのですから、必死な法人ほど美味しいお客様といっては言い過ぎになるでしょうか。

必死な法人客には、何とかしてみますよ

そういった、追いつめられた状況にあるお客様に対しては「何とかしてみますよ」とささやいて誘導します。すると、こういったお客様は「ぜひお願いします」とすり寄ってくるものです。こうした荷主との成約を巡る駆け引きを頭にたたき込んでおけば、軽運送業の業界において”事業の成功率”は、ぐんとアップすることでしょう!
○○印事件によって「お詫び文書の急送」という配送仕事があったのは事実です。ですから、あの事件は忌まわしい出来事というより、よい仕事の思い出ということです。もちろん、いつもビッグニュースの舞台裏ばかりではありませんので、周囲への目配りを怠らないことです。普段の日常生活で起こるさまざまなトラブルを見つけることとか、トラブルを抱えて困っている人から自分宛に連絡が入るよう、チャネルを開いておくことが人切なのです。

自社トラックと軽運送の違いとは?

自社トラックの営業車というのは、商品を積んで運ぶだけのため、それだけではお金になりません。しかし、軽貨物運送のトラックなら商品を積んで運ぶだけでお金になります。なぜならば立派な運送業だからです。

だれでもできる軽運送業の運び屋さんビジネス

でもさあ、大型トラックの運送屋より、街で見かける軽運送業の車はかなり小さいぞ。あんなオモチヤみたいなクルマで運送屋が成立するなんて、どう考えてもおかしくないか?とはいっても、でも確かに目の前の道路で走っているし。そういえば高速道路でも走っているのを見たぞ。一体どうしてなのか?そんなあなたは素朴な疑問が沸いたでしょう。では、タネ明かしをしましょう。

なぜ軽自動車で運送業が成立するのか?

いきなり算数の問題ですみませんが、なかに18キログラム入っている1斗缶は、2トントラックと軽トラックとでは、それぞれ何個積めますか?
答は、2トントラックなら111個まで、軽トラックなら19個まで積めるのが正解です。もちろん、これは車種やメーカーにもよって多少変わりますが、軽トラックは道路運送車両法上の最大積載重は350キロですから、この1斗缶を20個積むことにすれば、18キロ×20個=360キロとなります。これでは過積載となり違法になってしまいますから許されません。従って2トントラックと軽トラックはどっちかお得なのか?といえば、2トントラックでは18kg入りの1斗缶111個のところ、軽トラック19個でもし、運賃が同額なら2トントラックが有利になりそうですが、一回一車なら話が変わりますね。

軽運送業は会社と違って営業ノルマで同僚と比較されない

会社勤めの営業でセールスカーを走らせる場合、会社からは数字で管理され、朝出掛けていって夕方社へ戻れば、営業ノルマの棒グラフで同僚や上司、部下と比較されて、もし成績が悪かったらボーナスや給料に反映されたりすることもあるでしょう。それは走ることそのものが本業ではないからです。

軽運送業は立派な運送業の一種である

ルートセールスや飛び込み営業に比べて、りっぱな運送業の一種である軽貨物運送業は、荷主から配達先へ走ることそのものが仕事です。つまり、荷物を引取場所で引き取り、走って運び、着地へ届けて、配送先へ渡して終了ですから、走るだけでカネになる仕事なのです。

軽貨物自動車だったれっきとした政府登録の運送事業

トラック運送業といえば、「三菱・キャンター」や「いすゞ・エルフ」のような2トントラック~20トン以上の大型トレーラートラックまで、大きなトラックで行っているのが一般的ですが、これらに対して、軽貨物自動車運送業はエンジン排気量が660CC以下の軽自動車に限定された運送業といえます。最近ではバイク便もそうです。これは、立派な国土交通省の陸運支局へ届出た許認可事業なのです。しかも、条件さえ揃えば誰でもこの軽貨物ビジネスに参入できます。許認可事業と聞くと開業するのが難しいのではないか?というイメージがつきまといますが、じつは普通トラックの運送業に比べて敷居ルが低くとても簡単です。しかも頑張ったぶんの見返りはすべて自分のものになるわけですから、やる気も起きるというものですね。

軽貨物運送業とは?

軽貨物運送業とは、
1.お客様の求めに応じて、
2.有償で、運送行為という無形サービスを提供し、
3.その対価として、お客様から「運賃」をもらい受ける、

ビジネスです。
もっと簡単にひと言で、分かりやすく言えば、シンプルに、

走れば”お金になるビジネスです

いいですか。”走る”だけでお金になるんです。クルマを走らせればが”カネ”になる。ここのところがポイントです。なぜなのか?例えば、世間にはお客様の荷物を積んで走っているクルマはたくさんあるものです。メーカー営業マンのワゴンや、酒屋さんの配送トラックなどがそうです。これらの車というのは、毎日お得意先への納品だとか、法人営業の行き来などで走り回っているのです。しかし、ただ走っているだけでは、売上げや利益になるわけではありません。

配達してもらうお金は運賃ではない

確かに、酒屋さんの自社配送トラックというのは、お得意先の飲食店や飲み屋・バー・スナック・キャバクラ等に、ビールに日本酒や焼酎、ウィスキー、ブランデーといったさまざまに細分化された商品を配達するために走っていますが、でもよくよく考えてみると、配達してもらうお金は運賃ではなく、ビールに日本酒や焼酎、ウィスキー、ブランデーという物品販売の商品販売価格のなかから利益を確保しているに過ぎません。例えばビールのように利幅が小さい商品の場合、荷物を届けるからといってものすごく儲かっているかといえばそうでもないのです。また、この手のドライバーは営業部ですから、セールスマンも兼ねています。例えば、御用聞きで真面目に1日中クルマを走らせたとしても、受注がいつもより下回れば叱られてしまいます。

軽貨物運送業は、誰でもできる運び屋ビジネス

軽貨物運送を開業するには国土交通省の許認可が必要。といっても軽運送業の開業は特別難しいものではありません。軽貨物自動車に携帯電話と普通免許があれば、ほとんどの人は書類はプロの新日本総合事務所に頼んで、明日からでも商売が始めることができます!軽貨物運送業界のしくみはこうなっているのです。

軽貨物運送っていったい何だ?

近頃、街で黒地に黄色い数字のナンバープレート、いわゆる”黒ナンバー”の営業ナンバーが付いた軽自動車をよく見かけませんか?共通するのは軽自動車で黒ナンバーというだけで、実際に走っている車種は軽トラックやワンボックスカーの形状が多く、近づいて中を覗いてみると、狭い荷物室には大小さまざまりな荷物が、色とりどりに積んであります。

黒地に黄色の独特のナンバープレートは、軽貨物運送事業専用

一般に運送業界や物流会社にくわしい人以外には、いったい何をしているのかよく分からない存在かもしれません。では何をしているのでしょうか?貨物室にあるのは、もちろんお客様から預かって送付先に届ける最中の荷物であり、黒地に黄色の独特のナンバープレートは、軽貨物運送事業専用の営業ナンバーというわけです。つまり、軽貨物自動車を使った運送屋さんというのがその正体です。クルマは小さいですが、運べるものなら何でも運びますし、お客様の荷物を運んだ仕事で見返りとして、貨物運送の運賃をもらうビジネスなのです。日本の膨大な物流産業を支える運送ビジネスの一種ともいうことができるでしょう。

軽貨物運送業開業直後は勝手をわからず無我夢中!

軽貨物を開業した直後は、仕事の勝手が分からなくてとにかく無我夢中でしたが、時間が経つにつれて少しずつお客様を獲得するコツのようなものをつかんだと思います。長らく続く不況下で軽貨物運送業が扱う荷物量全体も以前ほどの勢いはないものの、コンスタントに売上をキープすることに成功しており、平成14年から昨年までの10年間の平均年収は1200万円を超えています。それに加えて独立を決意した理由は、高収入に加えて、自営業であることで「自由」なことがなんといっても大きな魅力でした。

軽貨物運送を開業してみたら、まるで気楽なドライブ状態

実際に軽貨物運送を開業してみたら、お客様からの運送依頼で車でひと走りするだけであって、基本的には行きも帰りもひとりですから、誰から干渉されることもなく、まるで気楽なドライブ状態です。おまけに休みをとるのも自分でコントロールすることが可能ですから、もし荷物の配送先近くに観光地があれば、配達完了と同時に休憩してオフタイムにしたっていいのです。

軽運送業はオフィスや立派な店舗が不要!

それに肝心の仕事の内容はといえば、軽トラックでの運送の仕事をあらためて説明する必要もないでしょう。お客様から来た運送依頼の電話に応えて荷物を受取って、指示された届け先へ車で走っていって渡せばいいだけです。複雑で悩んでしまうような難しいことはありません。この軽運送業というのは、オフィスや立派な店舗をかまえることなしに、普通運転免許と軽貨物自動車さえあれば、あとは貨物軽自動車運送事業経営届出書を申請するだけで開業できる事業なのです。独立や起業を考えている人にはおすすめです。

軽運送業は転職や独立を考えている人に最適です

独立して起業したい。若者から働き盛りの中高年をも問わず、会社勤めのサラリーマンに起業したい人が増えています。
バブル崩壊から長く続いているデフレ不況に加えて、給与がなかなか上がらないリストラへの不安は、会社の居心地をますます悪くさせてしまいました。これで現在のポジションにいても、将来どんな仕事や生活が実現できるのか、不安なのも当然です。
私も、かつてサラリーマンだけには絶対なりたくないと考えていました。父親は上場企業の社員でしたが、毎日夜遅い帰宅に加えて、家計にお金を入れようとしないところもおかしいと思っていました。息子からみても仕事がばりばりできるというよりは、むしろ会社のグチばかりこぼすので、うっとおしい存在にしか過ぎなかったのです。
しかし、その後一度就職したタクシー会社での経験が、その後の「自営業人生」のきっかけになるのですから、人生分からないとしか言いようがありません。私は、荷物も積むことができるワゴンタクシーの配車担当になり、「至急パソコンー台、遠いけど岐阜まで!」などといった、企業からの依頼が意外に多いことを知って、「荷物を直送で届けることができる軽運送なら、独立していけるのでは?」と考えたのです。
そして会社を「卒業」後、黒ナンバーを取得した私は貨物軽自動車運送事業者として開業しました。荷主からの依頼が引きも切らず、仕事に困ることもなくて、翌年の売り上げは700万円。翌々年には年商1200万円で、初めて年収が1000万円を超えました。

軽貨物運送業のマナー

軽貨物運送業のマナー

 

軽貨物運送業はただ荷主から届け先に荷物を運べばいいというものではありません。以前に書いたように、接客業でもあるのです。

お客様から気持ちよく荷物と送料を受け取り、届け先に届ける時もできるだけ良い感じを与えることが大切です。

服装も大切です。フランチャイズの場合は、決まったユニフォームが支給されます。独自で起業した時は、それらしい作業着を揃えましょう。

特に届け先に伺う時は、相手はピンポン一つでドアを開けるわけですから、きちんとした作業着を着ている事は、信頼を得る上で大切です。

当たり前の事ですが、荷物の扱いは丁寧に行いましょう。お客様はこちらが思う以上にこちらの作業のやり方を見ているものです。

荷主さんの所に集荷に行った時は、必ず、ただ‘〇〇運送です’と言うだけではなく、‘こんにちは’程度で構いませんから、何か挨拶の言葉を付けましょう。世間話の一つもできればいいですね。野球が好きだとか、サッカーが好きだとか、釣りが好きだとか、相手の趣味を把握しておくと、会話がしやすいでしょう。

必ず、‘またお願いします’の言葉は忘れてはいけません。

服装は、清潔を心がけましょう。特に夏は、汗臭さに気を付けましょう。

また、たばこを吸う人は、たばこのにおいにも気を付けましょう。吸わない人には相手のたばこの匂いは、とても気になるものです。

そして、何より大切なのは、笑顔です。笑顔はあなたの存在感を倍増してくれます。

宅急便を下支えする軽貨物運送業

宅急便を下支えする軽貨物運送業

 

この何十年間の世の中で、宅急便の出現は、まさにITや携帯電話などと並んで、急速に現れ、あっと言う間に定着したものの一つだと言えるのではないでしょうか。

それまでの郵便や郵便貨物に対して、物流が格段という言葉で言いつくせないほど、進化したのです。

企業や個人の所に集荷しに来てくれて、素早く確実に送り先に届く、これは一昔前には考えられなかったことです。

そして、軽貨物輸送業は、この宅急便を下支えしている存在です。

特に近年はITの発達により、ネット販売が急速に一般化しています。そんなに大きくない荷物が、正確に素早く指定通りに届くのは、軽貨物運送の存在抜きにはあり得ません。

大手の宅急便会社、クロネコヤマト、佐川急便などでも、軽自動車で運べるような荷物は、軽貨物運送業者に下請けに出している事が多いのが現状です。

大手の宅急便会社に入社するのと、自ら軽貨物運輸業で独立起業するのには、どのような違いがあるのでしょうか。

後者の場合、自分のペースで仕事ができます。報酬は決まった額の給料ではなく、自分の頑張り次第でいくらでも伸ばす事ができます。営業を頑張って顧客を増やせば、人を雇うなど事業として拡大していくことも夢ではありません。

そこまでの自信のない人には、フランチャイズに加盟するという方法もあります。この場合、加盟料や実費はかかりますが、仕事を確実に保証してくれますし、当初のトレーニングを受け、仕事のノウハウをゼロから教えてもらうことができます。

大手の宅急便会社の下請けになれれば、ブランド力もものを言います。

普通免許さえ持っていれば、これからますます需要の増える仕事と言えるでしょう。

貨物軽自動車運送事業の実務

貨物軽自動車運送事業の実務

 

貨物軽自動車運送事業を実際に経営していく上で、いくつか大切な事があります。

 

まずは、基本ルート作りです。

仕事が取れたと言っても、営業所から何時間もかかる荷主様の所へ集荷に行き、そこからまた何時間もかかる届け先へ配達していては、ガソリン代と労力だけがかかり、差し引きの利益は上がらないどころか、損をする事になりかねません。

 

一番いいのは、営業所の近くに、お得意様を一つ、確保して、基本ルートを作る事です。この基本ルートができれば、朝集荷、昼お届けが可能になります。社内便など相手先によっては、「戻り便」と言って、昼お届けの時に、次の荷物を集荷して、戻ってお届け、という、非常に効率のいい仕事ができる可能性もあります。

その基本ルートを元に、その近所から取引先を開拓していきましょう。仕事の地域範囲をあまり広げないよう気を付ける事が大切なのです。対費用効果を重視するのは、経営の基本です。

 

とにかくおいしいのは、社内便の仕事です。一つの会社の支社、支店間の荷物や書類の運送の仕事が取れれば、基本収益が確保できます。大手の場合、自社で輸送手段を持っていたり、すでに決まった業者がある事が多いので、ここは中小企業を狙いましょう。営業所付近のホームページのある企業で、荷物や書類の搬送の需要がありそうな所を、丁寧に探しましょう。

そして、営業の所で述べたように、当たって砕けろで営業に出かけましょう。

 

繰り返しますが、仕事が欲しいからと言って、距離を考えずに引き受けていてはいけないのです。ルートが分散すると、時間に追われ、無駄にガソリンを使い、収益は上がらない、という結果になる事を、肝に銘じてください。

貨物軽自動車運送事業を営む上でのマナー

以前に、貨物軽自動車運送事業の営業は、コミュニケーション能力とビジネスマナー、やる気を感じさせるバイタリティーのアピールだと書きましたが、これはどんな業種の仕事にも言える事です。他の職業で営業ができなかった人は、その辺をよく考えてみましょう。他の仕事でうまくいかなかったから、貨物軽自動車運送事業で独立できるほど世の中、甘くはありません。むしろ一人で全てやらなくてはいけないのですから、負担とハードルは高くなると覚悟してください。

 

次は、実際の仕事の現場でのマナーについて考えてみましょう。

貨物軽自動車運送事業はよく、人と接しないで荷物を運ぶだけだから、人間関係を築くのが苦手な自分でもできる、と考えている人がいますが、大間違いです。

荷主さんも受取人さんも、お客様です。荷主さんから荷物を預かり、受取人さんの元へ運ぶ、そこには当然、コミュニケーションが生まれます。その時の感じ、態度、マナーが良ければ、荷主さんはまた仕事を発注してくれるでしょう。貨物軽自動車運送事業は接客業でもあるのです。

相手の目をちゃんと見て、和やかな雰囲気で荷受けする事が大切です。世間話の一つも出来ないようでは、いい感じを与えられません。

 

また、最低限のマナーとして、時間厳守。メール便の書類などは届けなくてはいけない時間が決まっている事もありますから、気を付けましょう。交通渋滞などでどうしても遅れてしまいそうな時は、当然、連絡を入れ、謝罪とともに到着予定時刻を伝えましょう。そんな時の言葉づかいも大切です。

軽視しがちなのが、身だしなみ。汚れていたり汗ばんでいたりすると、自分では仕事をしている、という実感があるかもしれませんが、お客様は不快に思うだけです。

 

お客様の荷物は大切に扱いましょう。荷物を乱暴に扱う、足で押す、メール便を折ってしまう、など、お客様はあなたが思う以上によく見ています。

貨物軽自動車運送事業の営業と宣伝―2

貨物軽自動車運送事業の営業と宣伝―2

 

貨物軽自動車運送事業で独立開業して、まず必要になってくる事は、運転能力でも、荷物を運ぶ力量でもありません。

営業活動です。

 

どの業種も、いわゆる営業職に必要な能力は、コミュニケーション能力と、ビジネス・マナー、そして情熱です。自社の商品やサービスを相手に印象付け、契約まで待ちこむには、練り上げられ、かつ臨機応変な営業トークと、ビジネス・マンとしての基礎ともいえる基本的マナー、そして相手の心を動かす熱い情熱なのです。

軽貨物事業は、荷物を運ぶ仕事だから、人と話をしないで済む、と思っている人がよくいますが、それはとんでもない誤解です。営業に始まり、日々の荷主さんからの集荷、お客様へのお届け、きちんとしたコミュニケーションと、基本的なマナーが欠かせないのです。

 

特に最低限のマナーとして、時間厳守が挙げられます。約束の時間に遅れそうな時の事前連絡、到着予定時刻の伝達は、貨物軽自動車運送事業には欠かせません。

荷主も受取人も「お客様」なのです。気を付けべきマナーはおのずと分かるでしょう。要するにお客様に好印象を与えられるかどうかです。相手に不快感を与えない態度や言葉遣い、まじめさ、信頼感をどれだけ印象付けられるかです。服装も、汚れていれば自分としては仕事をしている感じがするかもしれませんが、特に夏などは清潔であるよう心がけましょう。

 

それらの基本ができていれば、あと熱意、バイタリティーです。あの人はどんな小さな仕事でもきちんとやってくれる、という印象を与えられれば、成功です・

 

貨物軽自動車運送事業の営業と宣伝

貨物軽自動車運送事業の営業と宣伝

 

さて、届出も終わり車の用意もでき、仕事を獲得する営業活動、宣伝活動が始まります。

前回、述べたように、貨物軽自動車運送事業でも、普通の会社と同じように営業活動をしなくてはなりません。個人で起業したなら、売り上げは自分の営業力次第となります。

営業トークを練り上げ、自社のメリットを強調するのが、営業の基本です。

 

相手にとっての自社のメリットを考えておきましょう。近くだから、依頼があればすぐ集荷に駆け付けられる、大手宅急便と違い、その日のうちに届けられる、などです。運び先地域、頻度、運べる荷物の種類、運送代を即答できるように準備しておきましょう。今はパソコンで簡単なチラシや資料はすぐ作れます。ただ、名刺だけは、裏に事業許可番号と賠償保険の保険会社名を印刷し、表に屋号(〇〇運送、など)や会社名を入れ、自分の名前には必ず「代表」と付け、自宅であれ会社のものであれ電話番号と携帯電話番号を入れた、きちんとしたものを、印刷所で作りましょう。手作りの名刺では、あまり信頼感が感じられないからです。

 

軽貨物運送の営業の場合、事前アポイントを取ろうとしても、ほとんど断られるでしょう。コンスタントに荷物を発送している会社は、大体、すでにどこかの運送会社と契約しているものです。思い切って「突然、申し訳ありません」と名刺、自社の資料(料金表など)を片手に、飛び込み営業してみましょう。自宅、あるいは営業所(車の置き場)の近くから始めます。もちろん、事前のリサーチ、つまりどういう会社でどんな荷物を日々、発送しているかのリサーチは必要です。そのうえで、当たって砕けろ精神で飛び込めば、中小零細企業などは意外と話を聞いてくれます。

 

もし、頼んでみようと言ってくれる会社があったら、契約を急がず、「とりあえず1週間、私の仕事ぶりを見てください。そのうえでお話を進めさせてください」と言いましょう。これは相手に好印象を与えるだけでなく、こちらとしてもコストに見合う仕事なのか試す事ができるのです。1週間の試用期間でお互い納得出来たら、定期契約を結びましょう。

 

宣伝もきめ細かく行いましょう。学生さんの引っ越しなどは、軽自動車で運べますし、世の中、どこに需要があるか分かりませんから、チラシを作り、近隣に配布してみましょう。

また、会社年鑑などを見て、近くで、荷物の発送をしてくれそうな会社に、チラシをDMのように送ってみましょう。

 

次回も、営業活動について述べます。

脱サラ、起業に有利な貨物軽自動車運送事業

脱サラ、起業に有利な貨物軽自動車運送事業

 

脱サラして独立起業する時、貨物軽自動車運送事業は比較的、始めやすい事業と言えるでしょう。成人男性のほとんどが持っている運転免許証と軽自動車1台で始められるからです。初期投資がきわめて安いのです。初期投資が少なくて済むという事は、銀行から借金したりの煩雑さやリスクがないという事ですし、万が一、失敗してもダメージが少ないという事でもあります。

 

まずは軽自動車を用意します。車の選び方は、最初は軽貨物ワンボックス、いわゆる軽バンが良いでしょう。運送業としては、普通はアルミの軽バンが一般的ですが、買い替える時や撤退する時の換金の事を考えると、4人乗れる自家使用しやすい普通の軽バンにしたほうが無難です。

貨物軽自動車運送事業届出をして開業する時の事になりますが、車の看板は、屋号を印刷したマグネットのシートを両ドアとテールゲートに貼るようにしましょう。塗装プリントしてしまうと、やはり売る時に塗り替えの費用がかかってしまうからです。

軽自動車で重さのある荷物を運ぶわけですから、車にはかなりな負担がかかります。オイル交換は5000キロごとに行いましょう。タイヤやブレーキパッドの減りも早いので、こまめに交換しましょう。かかりつけの整備工場を作ると良いでしょう。

 

さて、届出も済んで、車も用意できました。次にする事は、営業、宣伝です。

営業活動の武器は、コミュニケーション能力とビジネスマナーの有無です。貨物を運ぶ仕事だから他人と話をしないで済む、などと考えている人は、貨物軽自動車運送事業に手を出すのを止めた方がいいかもしれません。

営業トークや、荷主さんからスムーズに気持ちよく荷物を受け取り、届け先の人にもいやな思いをさせずに仕事をするには、やはり常識的なコミュニケーション能力とマナーが求められます。

 

次回は、貨物軽自動車運送事業の営業、宣伝について見ていきましょう。